手の形は?

 

「柔らかく丸くしましょう」とか「卵をそっと握った形」等と言われますが、

ポイントは「力まない・固めない」「上手な脱力」です。

 

 ところが・・・

 幼少時は筋力が弱いために良い手の形がなかなか作れません。

昔に比べ現代の子供たちは手を使う(木登り・ぞうきん絞りなどの「握る」「つかむ」の)動作が減ってしまったため、筋力はさらにつきにくい状況にあります。

 

 小指体操 ・ グ-パ-体操・にぎにぎ体操  などのエクセサイズをしっかりやりましょう!

 親子の手遊びの中に取り入れていただくことをお勧めします。

 

姿勢は?

 

固めることはマイナスなので『良い姿勢はこれ』と固定していうことはできませんが、ピアノの椅子に座っても足が床に届かず、ぶらぶらさせた状態で練習させることは絶対に良くありません。

 → 適度な高さと面積、重さのある踏み台を使用しましょう。

 当初はペダルの必要がないのですが、2~3年後には必要になるでしょう。そして、体格差はありますが、踏み台は5年生頃までは毎日使用することになるのです。フォ-ムの良し悪しを左右する大事なポイントですのできちんと用意してほしい備品です。

 重さが必要なのは、安定性を高め、特にペダルを使用する際のずれを防止するためでしょう。

  高さ調整幅の広いものはそれだけ長期間使用できます。

 お子さんがピアノ椅子を最高位にして座った際、床まで何センチあるかを知ったうえでご購入されると良いでしょう。

 少しずつ異なるいろいろな製品があるようです。御参考までに、例を2つ貼っておきます。

 

   
   

 

背中はまっすぐ?

背もたれによりかかる・・・×。もちろんダメです!

 身体のコアは決してぐにゃぐにゃしてはいけませんが、本当は、物差しが入ったように『いつもまっすぐ』というわけではありません。

 良いフォ-ムと身体の筋肉は関係があるのです。

 幼少児には『姿勢をちゃんとしましょう』と『背筋を伸ばすこと』から入りますが、コアの筋肉の発達とともに、出そうとする音に合わせた、しなやかな体の使い方を学んでいくことになります。